掛軸・和額・屏風について詳しくご説明致します。「上田表装店」にお問い合わせ下さい。
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表具について |
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表具: 起源は、中国ですが経巻(お経を書いた巻物)及び絵や書を保護・装飾するようにした 事から始まり、のちにその事を 「表装又は表具」 と言うようになったと思われます。
昔は、必ず生麩(しょうふ)の古のりを使っていました。 しょうふのりは、原料が小麦粉で、使えるようになるのに二年程かかります。原料が 小麦なので、虫の害・湿害・変色(かび・しみ)・紙の劣化による損傷が起きることが あります。軸の掛かり具合も乾燥、湿気に敏感なので晴天の日や風の強い日はちぢ んで、掛かり具合が悪くなり、雨の日や夜などは空気中の水分を吸収して、しなやか になり、掛かり具合も良くなります。ですから長い年月を経過すると状態もよいが、 現在の住まいによる冷房や暖房の部屋にはあまりむきません。そこで当店では 特殊化学糊を使用しています。「しょうふのり」に比べると、虫の害・変色が少なく 冷房や暖房に適しています。のりの濃度の調節がしやすく、裏打ち(裏に紙をはること) の紙が剥がし易いのです。後に修復が生じた時も作業が容易にできます。 [紙]について 紙と言っても、掛け軸に使う紙は色々ありますが、作品や工程によって数種類の和紙 を使用しています。和紙は年月が経つと紙が絞まって強くなるので、仕入れして 一年以上寝かせた物を使用しています。使用する和紙にも、厚口・中肉・薄口などが あるので、紙の厚みや重さを指定して、特別に漉いてもらっています。 [裂(きれ)]について 表装に使う裂は、衣類用とは違います。昔は正絹どんすや金襴どんすの裂が多く 使われていました。現在でも、正絹や金襴の裂も使いますが、化学繊維や時には 洋服裂や着物に成っていた裂なども使用します。裂の種類はたくさんありますので、 作品や受注金額によって、使いわけをします。 [軸の名称・掛け方・保存の方法] ページ上部へ戻る
それが発展したものが現在のような額になったのです。 [額のふち]について 昔は、木を削って作っていました。今も和額と言われる物は、木材質の製品が 殆どです。今では、アルミやステンレスのふちも多くあります。 又、USA製やイタリア製の物があり、カラフル・斬新で種類も多いです。 [額の本体]について ふすまと同じように杉材を格子状に組んでいる物に紙を糊付けした物、表・裏に ベニヤ板を貼り付けた物、薄板だけが入っている物などがあります。 額に入れる作品によって使い分けられるかで、作品の引き立ち方などが違ってきます。
屏風の種類は大体、二曲(二枚折)・四曲・六曲で、他に枕屏風・風呂先屏風 (お茶席に使用)・利休型屏風があります。 [下地]について 下地とは、内部の骨組み(杉材)と骨の部分に糊でつけていく紙によってできる屏風 の土台となるもので、下地が悪いと後で屏風がねじれたり、反ったりします。すると、 屏風が折りたためなくなります。ですから、選別した杉材と和紙を使用し、時間を かけて作ります。 [ふち]について いろいろな形や色があり、作品と屏風全体のバランスを考えて決めます。
[ちょうつがい(丁番)]について ちょうつがいは、屏風の一枚一枚をつなぐ丁番のことで、紙で組んである物や紐や 金属性の物があります。古来からある屏風は殆どが紙のつがいです。紙の質が悪 いと、すぐに切れてしまいます。だから、質がよくて引っ張りに強い和紙を使います。
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